活動レポート
11月1日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第17回講座を開校しました
11月1日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第17回講座を開校しました。
本日は最終講座となり、受講生16名全員が修了式を迎えることとなりました。午前は、農業サポーター修了者の会「みのりの会」より、「農業サポートの現場」「みのりの会の活動」について、3名の女性先輩サポーターから実際活動して感じたことや心構えの講話をいただきました。「体調管理に努め、農家の手伝いをするという趣旨を思い出しながら活動してほしい」「あまり心配せず、まずは農家にサポ―トに行き、農家さんの指示に従って頑張ってほしい」など励ましの言葉や準備する道具類について現物を示しながら具体的なアドバイスがありました。
午後からは修了式が行われ、仙台市農林部長より修了証書が授与されました。
これからは農業サポーターとして、仙台市内の農業者への支援活動末永く活躍することを期待いたします。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第16回講座開校しました
10月25日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第16回講座を開校しました。
今回はキャベツと曲がりネギの収穫・出荷調製作業です。キャベツは、今季の夏の高温や強風の影響により、生育が抑制され収穫時期が若干遅れました。結球はしましたが小玉傾向になり、重量はMサイズ規格の1㎏程度でした。収穫は硬い根を切るのが大変で怪我のないよう注意しながら行いました。出荷調製は不要な外葉2枚を除去して根部の切り戻しを行います。包丁の使い方が不慣れな受講生が多く、苦戦する姿が見受けられました。
午後は、仙台伝統野菜の曲がりネギの収穫と出荷調製です。栽培方法は、8月中旬の暑い時期に一度抜き取り、斜めに植え付けて軟白します。一般の長ネギに比べ、収穫は力を必要とせず簡単に収穫できますが、柔らかさが特徴で葉も薄く長いため、取り扱いには注意を要します。前回、長ネギ調製の実習を行っていますので上達しているようでした。
今回が実習の最終講座となりましたので、ほ場の片付けを行い受講生16名全員が11月1日、修了式を迎える予定です。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第15回講座開校しました
10月18日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第15回講座を開校しました。
今回はハクサイの収穫と出荷調製作業です。7月下旬に種を播き、8月下旬に定植しました。今季の夏の気温はかなり高く経過したため、冷涼な気候を好むハクサイにとっては厳しい環境下での栽培になりました。夏の代表的な病害「ナンプ病」が発生して40%程度は収穫に至りませんでしたが、残った株は、3㎏近くに生育して収穫期を迎えました。
品質のよさそうな株の頭部を軽く押さえ、結球具合を確認して外葉を3枚程度付けて収穫しました。調製作業は、葉に青味が残る程度に外葉を残し、他は除きますが、多く除き過ぎて真っ白になったり、根の切り口を切り戻す際に、外葉の尻部に張りがあるため、誤って外葉ごと切ってしまうなど難しさを実感していました。同じ収穫物でも調製の仕方で商品価値が大きく変わってしまうことを理解する良い機会となりました。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第14回講座開校しました
10月9日(水)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第14回講座を開校しました。
今回はパイプハウス栽培のホウレンソウと直ネギの収穫・出荷調製作業です。
ホウレンソウの収穫は、前回コマツナで体験していますので手際よく茎を折らないよう、土が葉に付かないよう注意しながら作業することが出来ました。出荷調製作業は、草丈が若干短く、調製しづらいサイズでしたが、8株程度で220g入りに袋詰めできました。中には、枯葉などの混入が見られましたが全般にレベルが上がったようで努力の甲斐がありました。
ネギの収穫は、株元にスコップを入れ、起こす力仕事です。根を切らないよう、葉を折らないよう注意しながら掘り上げました。臭いを気にしながら、葉を3枚残すよう皮むきを行いました。根部に剥き残しがあると色が変色して商品価値が下がってしまうことを説明しましたが、理解できない受講生もおり、難しい作業だと実感しました。各自、スーパーや直売所に行った際は、包装の仕方や袋詰めなどを観察して、自主学習するよう指導しました。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第13回講座開校しました
10月4日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第13回講座を開校しました。
今回はコカブの収穫と出荷調製作業です。生育は天候不順のため不揃いで、球の大きさを確認しながらの作業になりました。葉が雨で濡れているので、土で葉を汚さないよう注意しながら行いました。葉を折らないように水で洗い、水切りを行い風乾しました。虫食いなどの外葉を除き調製を行った後、球を揃え5株を1束に結束を行いました。
午後はパイプハウス栽培コマツナの収穫と出荷調製作業です。収穫作業は6月にも体験しておりレベルアップを期待していましたが、のこぎり鎌の使い方が不慣れで、根を多く残して土を付着させる受講生が多かったです。調製作業は、下葉や傷んだ葉などを取り除き、作業中に茎をできるだけ折らないよう注意すること、見た目の良し悪しで売れ行きが変わるなどの説明を行いました。受講生は、下葉等の取り除きや根の切り方は手慣れたようで順調に作業を行いました。袋詰め作業は規定の量目より少なくならないこと、根をきれいに揃え、袋に平らに入れることが重要で花束のように丸くならないようにする等確認しながらの作業でした。思ったように出来ず、調製作業の難しさを実感できた良い実習となりました。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第10回講座開校しました
8月30日(金)農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第10回講座を開校しました。
今回は、パイプハウス内でのコマツナ・ホウレンソウの播種作業です。第3回講座で一度実習していますので、思い出しながらの作業です。受講生たちは、紐を張って畝を作り、レーキで平らにならしました。何度か練習している鍬の使い方ですが身についていない受講生が多く、四苦八苦していました。何とか出来た畝に播種機「ごんべえ」を使い条播きしました。土壌水分が良好だったので。3日程度で発芽すると思われます。本来でであれば、気温が下がり始め栽培適温に近づく時期ですが、今期は高気温が続き、遮光資材はかけたままの栽培になります。
次回の講座は、コマツナ・ホウレンソウの間引き、ハクサイ・キャベツの追肥・中耕・土寄せ作業を予定しています。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第9回講座開校しました
8月23日(金)農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第9回講座を開校しました。
午前は、7月26日にプラグトレイに種まきした、ハクサイとキャベツの定植作業を行いました。今季の気候は、高温の日が多く、育苗には気を使いましたが、何とか良い苗を育成することができました。苗は適度に根が回っているため、抜き取り作業は容易にできました。均一に畝を立て、紐を使い植穴の目印を付けた所に根鉢を崩さないよう、丁寧に行いました。リズミカルに行うよう指導しましたが、不慣れなためか植える深さが均一でない、無駄な動きが多いなど未熟な所が見受けられました。今後の気温も高く経過する予報が出ているため、病害虫や生理障害対策が求められます。
午後は、播種機「ごんべえ」を使い、は種作業を行いました。これまでも行っていますが、班の中で一番苦手な受講生を指名してもらい行いました。何事も経験が大切です。土壌は乾燥気味ですので、適度の降雨が期待されます。
次回実習は、パイプハウス内のホウレンソウとコマツナのは種予定です。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第8回講座開校しました
8月2日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第8回講座を開校しました。
午前中は、トウモロコシ収穫と出荷調製作業を行いました。トウモロコシ収穫では、有害鳥獣防止のための防鳥網の除去と支柱を抜き取り、一斉収穫しました。好天に恵まれ、大き目の果実を収穫することができましたが、一部にはアワノメイガの食害により、商品価値が著しく低くなったものもありました。徹底した防除を行ったつもりでも発生があり、あらためて栽培の難しさを実感しました。収穫物は、茎を切り、余分な葉を除き丁寧に調製しました。
午後からは、エダマメ「湯あがり娘」の収穫と出荷調製作業を行いました。香り漂う畑に入り、莢を汚さないよう注意しながら、力を込めて株を抜き取りました。エダマメの出荷規格は大変厳しく、収穫適期は3日間ともいわれます。未熟や過熟莢、病害虫被害莢、傷害莢などは規格外になってしまいます。また、食味には問題のない1粒莢も規格外になるため、良品の2粒~4粒莢を手作業でもぎ取り、さらに最終選果を行い、250gを計量して袋詰め作業を行いました。製品の出来具合は申し分ありませんでしたが、調製に時間がかかり過ぎスピードアップが望まれます。生産農家では、朝採り、当日出荷が主流となっており、時間の経過と共に食味が低下する野菜の代表格のエダマメは、鮮度が命ということを理解して作業にあたってほしいものです。
次回講座は、前回播種したハクサイ・キャベツの定植を予定しています。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第7回講座開校しました
7月26日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第7回講座を開校しました。
午前は、本来なら次回8月2日に収穫予定でした、エダマメのサッポロミドリが、このところの気候で生育が進み収穫時期となりました。日射量が多く経過しましたので品質の良いエダマメに仕上がりました。収穫したエダマメを規格外である1粒莢や奇形莢を除きながら手作業でもぎ取りました。前回の視察研修でエダマメ調製機械の実演を見ていますので、機械の効率の良さを改めて感じていたようです。
午後は、セルトレイを利用したハクサイとキャベツの播種をしました。育苗することの利点や播種時の注意点・その後の管理方法について説明した後、ハクサイは72穴、キャベツは128穴のセルトレイに1穴あたり1粒播種しました。種は大変小さく扱いが大変でした。最後に覆土を行いますが、厚さにより発芽ムラが生じますので一人で行い、乾燥防止のための新聞紙で被覆して終了しました。これから約1か月間、厳しい猛暑が予想される中、大変な育苗が始まりました。野菜栽培では「苗づくり半作」と言われる大切な作業を理解してもらいたいです。
農業サポーター養成講座:令和6年度「せんだい農楽校」第4回講座開校しました
6月7日(金)令和6年度農業サポーター養成講座「せんだい農楽校」第4回講座を開校しました。
午前は、エダマメ・トウモロコシの追肥・中耕・土寄せ作業です。種まき後、気温が高く、降水量も多かったことから生育は順調でしたが、雑草の発生も多く、除草作業を行い追肥しました。エダマメには、根粒菌(細菌の一種)が根に付着して空気中の窒素を固定する作用がありますので、エダマメは少な目の1畝当たり製品で500g、トウモロコシは吸肥性が強いので1畝当たり製品で1㎏の追肥を行いました。肥焼けしないよう肥料は株元ではなく根の先端部分に、中耕・土寄せは鍬で根を傷めないよう株元へ倒伏防止を兼ねて行いました。
午後は、これから高温期に入り冷涼な気候を好むコマツナ・ホウレンソウンには過酷な生育環境となります。高温抑制のため遮光資材の被覆と前回種まきしたパイプハウス内のコマツナ・ホウレンソウの間引き作業を行いました。間引きは生育しやすい間隔と大きさを揃えることで一斉収穫することを目的に行います。初心者はどうしても「もったいない」という気持ちから株間が狭くなりがちです。何度も注意しながらコマツナは5cm間隔、ホウレンソウは7cm間隔になるよう行いました。、
次回講座では、コマツナ・ホウレンソウの収穫と出荷調製です。種まきから、わずか一か月程度で収穫になります。農家からのサポート要請の中でも需要が高い作業になります。個人のセンスが問われる出荷調製作業(袋詰め)になりますので、全員に習得してもらうよう指導したいと思います。
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