活動レポート
地産地消イベント:令和6年度 仙台伝統野菜「仙台白菜」の簡単アレンジ料理教室を開催しました
11月20日(水)、仙台市内にお住いの方8名を対象に、近年は生産量が減少している伝統野菜「仙台白菜」を食材とした料理料理をせんだい農業センターで開催しました。
仙台白菜は、大正から昭和初期に関東圏を中心に全国出荷され、生産量日本一に輝いた野菜です。その後、他品種の育成や葉が柔らかく、輸送に向かない、栽培が難しいことから生産量が減り、市場にはあまり出回らない伝統野菜となってしまいました。
しかし、葉が肉厚なのに柔らかく、アミノ酸を多く含んでいるので旨味があるなど味には定評があり、復活を望むファンも多く存在します。本来の特長を活かし、これまでにない調理方法により消費拡大を図ることを目的に開催しました。メニューは「白菜の塩豚の粒マスタード蒸し」「白菜とベーコンのシーザーサラダ」「冬野菜のミネストローネ」です。講師からは、野菜の切り方、ドレッシングの作り方、豚肉の前処理など丁寧な指導があり、参加者からは「常に使っている食材なのに新しい」「新しいレパートリーが増えた」など楽し気な感想が聞かれました。調理終了後、参加者に採りたての仙台白菜を差し上げ、新作料理はもちろん本来の漬物などを作っていただき、仙台市の地産地消をより一層進めてもらうようお願いして終了しました。
この料理教室シリーズは、2月に3回目を開催する予定です。
地産地消イベント:令和6年度 親子で仙台の農業を知るツアー(秋野菜)
11月2日(土)、仙台市内にお住いの小学生とその保護者を対象に、秋野菜の生産現場や実際に栽培を行っている生産農家を訪ねるツアーを開催しました。
当日は、あいにくの雨模様で畑の状態が悪いことから、一部内容を変更して実施しました。抽選の結果、8組18人の参加者が、今が旬の原木シイタケ栽培(泉区)と仙台市内有数の野菜生産地(若林区)の2軒の生産場所を見学しました。
1軒目は、泉区朴沢地区で原木シイタケ栽培を2代にわたり行っている農業者です。一般にシイタケは菌床栽培のものが多く、市場に流通していますが、原木に種菌を植え付け、何度も重いほだ木を移動するなど、大変な時間と労力を必要とする栽培です。価格も両者違いがないことから、出荷数は減少しています。しかし、風味と栄養価は、原木シイタケが大きく優れていることを評価してくれるホテルやレストランなどからの引き合いが多いそうです。参加者は熱心に聞き入り、実際に収穫体験をさせてもらい、満足気でした。
2軒目は、若林区の名取川と広瀬川の合流地点にある日辺地区です。古くは伊達家にその年の最初に採れた作物を収める役を担っていた地区で、仙台藩が誕生する前から続くという農家の16代目の生産者です。こだわりの栽培は、市場にあまり出回らない希少品種を自らの足で探し求め、栽培しています。また、肥料は、米ぬかを発酵・分解したぼかし肥料、堆肥は動物の糞尿の入らないマシュルーム堆肥を使用するなど工夫を凝らし、寒締めホウレンソウなどは通常糖度8程度のものが16度にもなり、評価を得てレストランなどからの引き合いも強いとのことです。
参加者は農家の歴史、伝統と共に栽培の難しさ、同じ野菜でも品質に大きな差がある事に感心していました。
2024年11月12日 お知らせ, 募集, 地産地消イベント
地産地消イベント事業「仙台白菜」の簡単アレンジレシピ 料理教室参加者募集終了のお知らせ
地産地消イベント事業「仙台白菜」の簡単アレンジレシピ料理教室の参加者募集は11月11日で終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
なお、参加いただきます皆様には、後日郵送でお知らせいたします。
2024年10月29日 お知らせ, 募集, 地産地消イベント
地産地消イベント事業「仙台白菜」の簡単アレンジレシピ 料理教室参加者募集
農業への関心を高め、仙台産農産物の消費拡大を図る「地産地消」の運動を仙台市内全域に広げていくために、市民を対象としたイベントを開催します。
フードコーディネーターを講師に伝統野菜の「仙台白菜」を使った調理と試食を行います。
1.開催日時 令和6年11月20日(水)午前10時20から午後12時20分頃
2.集合場所 せんだい農業園芸センター 加工棟
3.内 容 伝統野菜の仙台白菜などの食材を使い、新たな調理と試食を行います
4.講 師 フードコーディネーター 高橋 真希氏
5. 募集定員 仙台市内にお住いの方 12人程度(応募多数の場合は抽選)
6.材 料 費 1,200円(税込)
7.参加申し込み方法 11月11日(月)必着
① イベント名、② 郵便番号・住所、③ 氏名(フリガナ)・年齢、④ 連絡先(電話・FAX・緊急連絡先)を記入の上、FAXかはがき、またはホームページ問合せ(内容入力欄に①~④を記入)で申し込むこと
8.申し込み・問い合わせ先 仙台ターミナルビル(株)荒井事業所
住 所:〒984-0032 仙台市若林区荒井字切新田13-1(農業園芸センター内)
TEL:022-762-9667 FAX:022-762-9668
https://stbl-fruit-farm.jp/support/contact/
9.その他
・自家用車でお越しの方は、せんだい農業園芸センター駐車場をご利用ください。
・公共交通機関のご利用の方は、地下鉄・市営バスの時刻表をお確かめください。
・FAXでの申し込みは裏面用紙を利用ください。
・参加者は見学会参加中の万一の事故に備え旅行傷害保険に加入します。
(参加者の手続き・費用負担はありません)
・お預かりした個人情報は、当地産地消イベント事業にのみ利用させていた
だきます。
地産地消イベント:令和6年度 親子栽培体験講座を開催しました
10月20日(日)、仙台市内にお住いの小学生とその保護者6組14名を対象に、秋野菜の栽培体験講座(収穫)をせんだい農業センターで開催しました。8月25日に播種・定植したダイコン、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリーの4品目の収穫体験を行いました。猛暑の高温と病害虫からの被害を乗り越えて何とか収穫を向かえることができました。
ダイコンは1.2㎏程度に生長して、小さな子供達は抜き取りも大変で全力で折らないよう注意しながら行っていました。煮物用とおろし用の2種類を収穫して、いろいろなメニューに思いを巡らせていました。ハクサイなどは、葉数5枚程度の苗を定植したものが、スーパーで見るような大きさになっているのを確認して自然の恵みに感謝していました。ブロッコリーも10日前にやっと蕾が出たものが250gになり参加者は、わずか2か月足らずで大きく育った野菜達の生育の早さに驚いていました。
参加者には、地元の農産物を地元で消費する「地産地消」の取り組みを広げてもらうようお願いして閉会しました。
2024年10月16日 お知らせ, 募集, 地産地消イベント
地産地消イベント事業 「仙台の農業を知るツアー(秋野菜)」の参加者募集終了について
10月14日(月)で
「仙台の農業を知るツアー(秋野菜)」の参加者募集を終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
2024年09月30日 お知らせ, 募集, 地産地消イベント
地産地消イベント事業 親子で仙台の農業を知るツアー「秋野菜」の参加者募集
仙台市内の地場産食材を地元で消費する「地産地消」の運動を市内全域に広げていくため、仙台市内の小学生とその保護者を対象に、生産現場等見学会を実施することにより、地産地消に対する理解を深めてもらうイベントを開催します。
1.開催日時 令和6年11月2日(土) 午前9時15分から午後3時15分頃
2.場所と内容
こだわりのシイタケ栽培について(仙台市泉区の農業者)
秋野菜の栽培について(仙台市若林区の農業者)
畑の中のごはん屋 ちょっこら 昼食(仙台市若林区日辺)
3.交通手段 仙台駅東口駅前広場に集合して貸切りバスで移動します
4.当日の服装・持ち物など
運動靴、帽子、飲み物、筆記用具を持参のこと(雨の場合は、雨具やビニールカッパ等)
5.参加費 大人:1,500円、子供:800円(昼食代として当日徴収)
6.募集定員 仙台市内の小学生とその保護者7組程度(1組3名まで)
応募多数の場合抽選
7.参加申し込み方法 10月14日(月)必着
➀イベント名、②郵便番号・住所、③氏名(フリガナ)・年齢(保護者・小学生)
④連絡先(電話・FAX・緊急連絡先)を記入の上、FAXかはがき、またはホームページ
問合せ(内容入力欄 に①~④を記入)で申し込むこと
8.申し込み・問い合わせ先:仙台ターミナルビル(株)荒井事業所
住 所:〒984-0032 仙台市若林区荒井字切新田13-1(農業園芸センター内)
TEL:022-762-9667 FAX:022-762-9668
問合せ:https://stbl-fruit-farm.jp/support/contact/
9.その他
・FAXでの申し込みは裏面用紙を利用ください
・見学場所の近くにお住まいの方でも集合、解散の場所は仙台駅東口駅前広場となります
・参加者は見学会参加中の万一の事故に備え、旅行傷害保険に加入する事になります(参加
者の手続き・費用負担はありません)
・当日は、貸切りバスでの移動となりますので時間厳守、団体行動となることをご理解くだ
さい
・お預かりした個人情報は、当地産地消イベント事業のみ利用させていただきます
地産地消イベント:令和6年度 親子栽培体験講座を開催しました
8月25日(日)、仙台市内にお住いの小学生とその保護者6組10名を対象に、秋野菜の栽培体験講座をせんだい農業センターで開催しました。
栽培する野菜は、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリーの4品目です。ハクサイなどは、約1か月前にプラグトレイに種まきしたものを準備していましたが、ダイコンは根の部分がダイコンになるため、トレイには播けないなど説明をしながら行いました。播く場所に目印の穴を開け、一か所に3粒ずつ播きました。乾燥防止のため土をかけ、上から手のひらを使い鎮圧を行いましたが、強弱の違いにより発芽の早晩が出るので発芽するまでは心配です。種を初めて見る子供たちが多く、あまりの小ささに驚いていました。
ハクサイなどは、すでに4~6枚の葉っぱが展開していますので、人間に例えれば赤ちゃんの状態です。根の鉢を崩さないよう1株ずつ丁寧に行いました。手が汚れるのを気にする子供たちもいましたが、慣れるにしたがい、喜びながら植付けを行いました。
今回栽培する野菜は、生育の適温が15~20℃といわれています。今年の気温は、高温で推移する予報が出ていますので、厳しい残暑下でのストレスや、台風などの災害を乗り越えて生育しなければなりません。無事に生育して、収穫予定日の10月20日に再会することを楽しみに閉会しました。
地産地消イベント:令和6年度 親子料理教室 ~エダマメをおいしく食べよう~を開催しました
8月24日(土)、仙台市内にお住いの小学生とその保護者4組10名を対象に、代表的な夏野菜「エダマメ」を使った料理づくり・女性農業者との交流会をせんだい農業センターで開催しました。
最近は、エダマメの果実が枝にどの様に付いているか知らない子供が多いと思われることから、もぎ取り体験も行いました。実際に枝や葉に触れ、「チクチクする」「虫喰いがある」「虫がいる」などスーパー等で販売されているものとの違いや、一粒莢は規格外になり廃棄されると知ると驚いていました。
次に女性農業者を講師に夏野菜のおにぎり・ずんだシェイクを親子協力しながら調理しました。おにぎりは、エダマメ・ミニトマト・とうもろこし・大葉を材料に3種類、ずんだシェイクは、エダマメ、バニラアイス、牛乳を混ぜ合わせ冷凍庫に入れ冷やし固めました。下ごしらえは済んでいたものの、手際良く行ったため、シェイクが固まる前に完成しました。
出来上がった料理をテーブルに移し、食事しながら講師の女性農業者と懇談しました。地域のお盆の飾りつけや初めて聞く伝統行事などに耳を傾けていました。また、ずんだの作り方やとうもろこしの保存方法、祖母から習った浅漬けの方法など古くて新しい情報に感心していました。講師から提供されたナス漬けを全部たいらげ、最後に、やっと固まったずんだシェイクを食べ満足して終了しました。
料理教室は、11月に2回目を開催する予定です。
地産地消イベント:令和6年度 親子で仙台の農業を知るツアー(夏野菜)
8月17日(土)、仙台市内にお住いの小学生とその保護者を対象に、夏野菜の生産現場や実際に栽培を行っている生産農家を訪ねるツアーを開催しました。
当日は、台風の接近から開催が危ぶまれましたが、5組11人の参加がありました。今回は今が旬の代表的な夏野菜、つるむらさきとえだまめを栽培している2軒の生産者を見学しました。
1軒目は、青葉区上愛子で少量多品種の野菜と花を栽培している女性農業者です。つるむらさきは独特の香りがあり、好き嫌いが分かれますので、匂いが気にならないレシピを付け直売所に出荷しています。体に良い成分を多く含んでいるので、皆さんに是非食べてもらいたいとPRしていました。参加者からは、「毎日、外で働いているのに肌がきれいな秘訣は何ですか」と質問が寄せられ、自家野菜をたくさん食べているからかしらと照れながら答えていました。
2軒目は、若林区で法人化の夢をかなえ、大規模経営を行っている農業者です。大型機械を操り、今朝採りのえだまめを栽培しています。朝の4時には畑に出て、収穫したものを作業場に運び、選果、洗浄、袋詰めを行い、当日にスーパーや直売所に出荷しています。鮮度が命といわれるように時間との勝負で毎日忙しく働いています。畑の栽培規模では市内有数ですが、さらに規模拡大して仙台野菜をブランド化したいと将来の夢を話していただきました。
このツアーは秋野菜をテーマに11月にも開催する予定です。
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