農産物生産促進支援事業
2018.11.27 地産地消推進サポーター事業
第2回地産地消推進サポーター生産現場等見学会
11月21日(水)、サポーター21名が参加して、2軒の生産農家で特用作物の生産現場を見学して、農業者との交流を図るとともに仙台産農産物の多様性を確認するため生産現場等見学会を実施しました。
1軒目は泉区朴沢地区のしいたけ生産農家です。この地区は、福島原発事故により放射線量が高く、一時は廃業も考えたそうですが、一部の顧客から取引を継続してもらい、最近やっと震災前に近い販売ができるようになりました。ただし、原木ほだぎは地元の物を今も使用できないことから、九州、岩手県から購入しており、経費が多くかかるのが課題となっています。原木しいたけ栽培は、完全な循環型農業で植菌後6回収穫して、2年間でほだぎとしては終了しますが、粉砕してなめこ栽培などの菌床となります。さらに収穫後は、水田に堆肥として使用する環境にやさしい農業を実践していました。
2軒目は、太白区中田地区の仙台せり生産農家です。寒い時期の栽培になることから、井戸を掘り、冬でも暖かな地下水を利用しています。水質の良い地下水が必要となるため栽培地域が限られることや手作業で重労働なので栽培量が少なくなっています。ただし、近年は、セリ鍋ブームやハーブとしての利用も増えているので栽培にも力が入り、これからの本格シーズンを前に忙しく管理作業を行っていました。
参加者からは、日ごろ栽培を見ることがない特用作物の生産状況を確認することができ、仙台産農産物の多様性を確認できたなど多く声が寄せられました。
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